以前はまるで飲めなかったコーヒー
いつの日からか飲めるようになり
今では欠かせないものになってきた
苦くて胃を苦しめ眠りを妨げる
ある時
職場に一台の珈琲マシーンが突如として現れた
それは、人間がお金を入れると注文の品を即座に作ってくれる機械式のタイプのやつだった
要するにただの自販機なのだが
注文すると豆から挽き
熱々の香り高きコーヒーをカップに注ぎ
手元に用意してくれる
今ではありふれているが
その頃には珍しく新しいタイプの珈琲マシーンが導入された
しかし
私はコーヒーは飲めなかったので
全く持ってそのマシーンに興味を示す事などなかった
それなのに何故
その自販機が置かれてすぐ
新規導入キャンペーンとやらで
数日間はすべての珈琲が無料で振る舞われていた
それでも私は目の前を素通りし
見て見ぬ振りではなく目に止めることもなかった
事態は進展を迎えた
職場の先輩が気を利かせ
全員分の挽きたてコーヒーを持ってくるではないか
順番にみんながそのコーヒーを取っていく
最終私にもその順番は回ってきた
先輩にお礼を言い仕方なしにコーヒーを手に取った
やがて時間は流れ
ついにその時はやってきた
恐る恐る口にしてみる
何年振りかの味
以前口にした時はマズくてすぐ飲むのを止めてしまった
その時と同じような感覚
かと思いきや
スムーズに流れていく
もう一度口に入れるが
間違いなく美味しいものとして脳は判断している
不思議だ
挽きたてだからなのか
味覚が成長したからなのか
私にはよくわからない
けど
この出来事をきっかけに私のコーヒー人生は始まった
味だけでなく気分もよくなることも発見した
目が冴え眠気を吹き飛ばし集中することもできるようになった
いよいよ止められなくなった
今ではラテやらカプチーノ、エスプレッソにも挑戦してみたりもする
海外ではカフェの文化が発達していて
美味しいコーヒーを幾度となく味わうことができた
ついには
エスプレッソマシーンなどの購入を考え始めている
ネットサーフィンにて調べること数度
辿り着いた先は
冴子と出論議
いったいどちらがいいのだろう!?
以上“珈琲と共に成長す”
でした!!

日出ずる国
我が日本
久しぶりに戻ってくると
また
しばらく離れてみると
違った側面が見えるような気がする
離れて思う事は
歴史文化の深さや美しさ
そこには欧米人を魅了する伝統美があり
食や物人に対する細やかな気配り
行き届いたサービスに精密な物の作り、そして繊細な味わい
こういったものはあちらには非常に乏しい
いい加減で大雑把
中間くらいがいいのですが
世の中そう上手くはいかない
郷に入っては郷を楽しめ
これが私なりの答えであります
今度は祖国日本を満喫したいと思っております
風情ある温泉に浸かり美味しい食事など頂きたいものですな

オーストラリアも終盤
やり残すことのないよう
私は今シドニーに滞在している
ゴールドコーストから飛行機で1時間半
車では一日掛かる距離だが
あっという間のフライトで空港に降り立った
田舎のサーフタウンでのんびり暮らしていた私には
目に映るものすべてに興味が湧いた
目的地に向かう人々の
歩く流れはとても早く
その中で私だけが回りをキョロキョロ見渡していた
移動するのに
電車もバスも困らないほど次々やってくるが
行き先が多すぎて
自分が乗るべきものを見つけるのに一苦労する
駅員にバスの運転手に問い掛けようもんなら
冷たい態度を伴ったぶっきらぼうな返事が帰ってくる
それにもめげず
都会の生活を完遂しようとしている
騒音の中で眠り
人の渦に巻き込まれていく
確かに便利なところもあるが
窮屈に思うところの方が断然多い
こんな生活に疲れ始めた頃
海の近くのサーフインダストリーを訪ねる事となった
この旅初めての海
一体どんな波がたっているのだろう
バスから海が見えそうになると
身を乗り上げ
必死で波の様子を探っている
風は
地形は
そんな押し問答が何度か続き
目的の場所にたどり着くのに
バス停を間違えること三度
時間ギリギリになんとか訪問できたのであった
中に入ってびっくり
さすが海のそばのサーフインダストリー
中は広々
オフィスは整然とし
真ん中を覗き込むとそこに
卓球台を発見した
息抜きにコミュニケーションに
これは最適ではないか
サーファーの考えることは何て素晴らしいんだろう
すると
昼休憩を終わり
海から板を担いで帰ってくるものに遭遇
笑顔でこちらの様子を伺い
気さくに挨拶してくれる
気分がいいと相手にも自然に優しくなれるようだ
このスタイルはとても素晴らしい
私も見習わねば…


この世に奇跡って存在するのだろうか
何をもって奇跡というのか
解釈はとても難しいが
実際
起こるかどうか試してみようと思う
自分の能力を超えた
とてつもなく大きなプロジェクト
私一人の力ではビクともしない
あらゆる方法を考え
できる事から始め
協力者を探し
多勢で大きなウネリを起こして
大きな岩を動かしてみようと思う
現地の視察にいって参ります
つづく

こちらに来てはや3ヶ月を越え
帰国の日が迫ってきている
こなす課題はまだ山ほどある
その中の一つ
久しぶりに登山してみることになった
といっても
スケジュールは毎日埋まり
そんな時間やタイミングは一向に訪れない
このままでは登頂できない
それは我慢できない
ならば奥の手
強行手段に出るしかない
早朝登山し日の出を眺め
いつも通りに出勤する
このプランしか可能性がなかった
日にちを決めて照準を合わせる
天候は行き当たりばったりだ
運を天に任せる
それでもなぜか
不思議な予感がした
たぶん大丈夫だろうと
早朝深夜に目覚ましで目が覚め
ためらいながら戸惑いながら
準備を進めていった
天候不良体調不良を理由に中止も全然ありだった
むしろ体は休められる
しかし
その機会からは逃れることはできなかった
慣れない夜道を麓に向かい走らせる
街路灯も少なく
運転はかなり注意が必要だった
数時間もせずに
目的の場所に辿り着いた
軽い装備で山道に足を踏み入れる
山頂は1000mくらいなので
さほど警戒する必要はない
携帯の乏しい灯りを頼りに
少しだけ整備が行き届いた道を歩く
ひたすら歩く
(中略)
日が登り辺りが明るくなってきた
足場もはっきり確認でき
登行スピードも一段と早くなった
しばらくすると
登頂を終え下ってくる人達が現れた
声を掛け称える
満足気な表情が特徴的だ
もうすぐ自分達も…
歩みを続けさらに上を目指す
切り立った山頂付近は
険しい岩盤があり
備え付けの鎖を頼りに
這うようにして登る
ここにくると渋滞が始まった
限られた時間の中での登山
山頂で過ごす時間が削られていく
流れに従い我慢し後をついていく
すると間もなく
目的の山頂に辿り着いた
360度が見渡せ
日が出ているところは賑わっている
人混みを避け
静かなところで息を整える
わずかな太陽の暖かみと
柔らかな静寂に包まれた
何とも心地よいではないか
ここに来ないと味わえないんだと
改めて再確認させられる
光と暖かみと静寂
山の頂は
日常生活の中では存在しない
特別な場所で
特別な気持ちになれる
日頃私達が身を置いている場所が
遥か下界に思え
考えている事などは陳腐に思える
違った視点で物事を捉える格好の場所である
わずかな時間心を整え
慌てて日常に戻るため山を下った
下りでは息も上がらず会話も進み
気持ちに変化があったのか
内容もより深く新しいものとなっていた
麓に辿り着く頃には
足が悲鳴をあげ
思うように機能しなくなっていたが
その後2、3日余韻も楽しめました(笑)
久しぶりの登山でしたが
自身の発見と再確認
大きな成果があったようです
できたら月一くらいは山に登りたいですね!




あっという間にもう4月ですね
こちらに来てはや3ヶ月
日本では桜が咲いているのでしょうか
到着間際はペースに戸惑い
なかなか馴染むことができなかったのですが
今ではすっかりオージースタイルに変貌しております
簡単に申しますと
Easy going
みなさん気楽にのんびり過ごしております
日本ではこうはいかないのですが
豪に入っては豪に従え
こちらに来るとしらぬまにコアラライフになっていきます
私もユーカリ(たぶんお菓子)の食べ過ぎで
腹回りにゆとりができました(笑)
動きも緩くなり
心も穏やかになり
楽しいことにフォーカスできます
これなら
こちらの生活も悪くないですね
というより
こちらの生活がいいですね
話は変わりますが
逆に
日本のよいところも見えます
過剰なくらいのサービス
繊細な味覚の食事
電化製品などはいいものがいっぱいあります
がさつでいい加減な国とは
売りになるものも少し違いますね
10年後
私は一体どこで暮らしているのでしょう…
間違いなくこの国は候補にあがってますね(笑)

真冬の寒い日本を抜け出して
季節が逆の南半球オーストラリアにやってきた
空港を出るととにかく暑い
天気はすぐれないものの
気温は裏切りはしなかった
到着から今まで
振り返ればあっという間
一日なんてすぐに暗くなり終わっていく
起きて働き波に乗り食事をし眠る
ほぼこれを毎日繰り返す
夏の始まりからこちらに来て
今や季節は秋
朝晩涼しくなり
海も少し冷たくなってきた
おまけに今日でサマータイムも終了する
(ここNSW州では夏になると時計の針を1時間早める)
エンドですサマーが
雨の多い今年の夏でしたが
思いっきり疲れ果てるまで満喫できました
残りわずかですが
感謝の気持ちを忘れず
日々大切に過ごしたいと思います

オーストラリアの波は
とにかくスケールがでかい
ワイルドロケーションあり
ロングポイントブレイクあり
岩棚からゲットしたり川をパドルで渡ったり
カレントの早さも凄まじいものがあります
ビーチブレイクもはるか沖で割れ
何かにつけてパワーや忍耐力、持久力が要求されます
それでも
それだからこそ
割れている波は
極上のものとなっているようです
テイクオフする斜面の傾斜角
波の突き上げ押し出し
スープの水量や力
とにかくパワフルです
一見メローに見えても
いざ入ってみるとかなりタフで余裕がない
人気のポイントになると
波の順番が一向に回ってこない
眺めていたら
いつまでたっても乗ることはできない
ウェイティングポジションを変え
ねじ込みこじ開け
やっと自分の波がやってくる
慌てて準備し波に合わせテイクオフ
そこから先に広がる世界
波に乗る前に
攻め込めば攻め込むほど
大きく広くそして長く現れる
脚力がもたなくなるまで
延々波は続いて割れていく
自分はこんな波のいいポイントでサーフィンしているんだ
波に乗ると改めて気づかされる
こんな波が至る所に存在する
さすがサーフィン大国!
